令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 過去問解説 問41~問45

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令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問41~問45

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目次

No.41

解答

2

解説

(1)誤り
ワンセグ放送や通常のBlu-rayで使われているのは、一つ前の世代の MPEG-4 AVC (H.264) です。
HEVC (H.265) はさらに高効率な圧縮規格で、主に 4K/8K放送 や Ultra HD Blu-ray などで使用されています。

(2)正しい
MPEG-2は、現在の 地上デジタル放送(日本) や DVD の標準規格として非常に広く普及しました。SD画質からHD画質(HDTV)まで幅広く対応しており、放送業界の基盤となっています。

(3)誤り
CD-ROMやVideo-CD(ビデオCD)に使われていたのは、最初期の規格である MPEG-1 です。
MPEG-4 AVC (H.264) は、YouTubeなどの動画サイト、スマートフォン、ワンセグ、Blu-rayなど、現代の多くのデジタル動画で使われている非常に高画質な規格です。

(4)誤り
携帯電話向けの低ビットレート動画などで活躍したのは MPEG-4 です。
MPEG-1は、前述の通り主にビデオCDなどで使われた古い規格であり、現代のモバイル通信には圧縮効率が足りません。

No.42

解答

1

解説

(1)誤り
LPWA(Low Power Wide Area)はその名の通り、「低消費電力(Low Power)」かつ「広域(Wide Area)」な通信を目的としています。
遠くまで電波を飛ばし、バッテリーを長持ちさせるために、一度に送れるデータ量はあえて非常に少なく抑えられており、通信速度は低速です。Bluetoothと比較しても、通信速度については優位ではありません。

(2)正しい
MQTTは、HTTPなどに比べて通信の「お作法(ヘッダなど)」が非常に軽量で、非力なセンサー端末でも使いやすいプロトコルです。1つのメッセージを複数のデバイスに送る(パブリッシュ/サブスクライブ方式)のに適しています。

(3)正しい
これがIoT(Internet of Things)の基本的な定義です。家電、自動車、工場の機械などがインターネットを介して相互に情報を共有します。

(4)正しい
全データを遠くのサーバー(クラウド)に送ると通信の遅延が発生します。
自動運転や産業ロボットのように即座の判断が必要な場合、現場(エッジ)の近くで処理を行うことで、遅延を最小限に抑えられます。

No.43

解答

1

解説

(1)誤り
Xバンドレーダは波長が短いため、分解能が高く詳細な観測ができる反面、雨による電波の減衰を受けやすく、遠くまで届きにくいという性質があります。
そのため、実際の観測範囲は半径 60 km 〜 80 km 程度の短距離・局地的な観測に用いられます。
半径 300 km 規模の広域観測を行うのは、より波長の長い「Cバンドレーダ」などです。

(2)正しい
1台のドップラーレーダでは、レーダに向かってくる、あるいは遠ざかる風の速さしか測れません。
しかし、異なる場所にある複数台のレーダで同じ場所を観測し、データを合成することで、実際の風の向きと強さ(三次元的な動き)を算出できます。

(3)正しい
地球は丸いため、レーダから遠ざかるほど、まっすぐ進む電波と地表との間に隙間ができてしまい、地表付近の低い空を観測できなくなります。複数のレーダを配置すれば、それぞれのレーダに近い「地表付近」をカバーし合うことができます。

(4)正しい
Xバンドレーダの弱点は、激しい雨が降っているとその先まで電波が届かなくなる(降雨減衰)ことです。
これを補うために、ネットワーク化された別の角度にあるレーダから観測することで、雨に隠れたエリアの情報を補完します。

No.44

解答

4

解説

(1)正しい
ETCの最も基本的な役割です。無線通信(DSRC技術)を用いて、車を止めずに自動で通行料金を支払うシステムです。

(2)正しい
ITS(Intelligent Transport Systems)の全体像を説明しています。人・道路・車両を情報通信でつなぎ、安全、効率、環境改善を目指す大きな枠組みのことです。

(3)正しい
従来のETCが「料金支払い」のみだったのに対し、ETC 2.0は大量のデータ送受信が可能になりました。渋滞を避けるルート案内(ダイナミックルートガイダンス)や、災害情報の提供など、多機能なサービスを実現しています。

(4)誤り
VICS(Vehicle Information and Communication System)は、道路上のビーコンやFM多重放送などを通じて、カーナビゲーションの画面に直接渋滞情報などを表示させるシステムです。
ハイウェイラジオはAMラジオなどで放送を聞くもので、VICSとは別の情報提供手段です。

No.45

解答

2

解説

(1)正しい
監理技術者の「専任」が義務付けられる工事(公共性のある施設や一定金額以上の工事など)では、有効な「資格者証」を持っているだけでなく、5年ごとに受講が必要な「監理技術者講習」を修了していることが必須条件となります。

(2)誤り
有効期間は「3年」ではなく、正しくは「5年」です。

(3)正しい
例えば「電気通信工事」と「電気工事」の両方の資格を持っている場合、1枚の資格者証にそれらの資格を併記して証明することができます。

(4)正しい
1級施工管理技士(第二次検定合格者)は、その種目に対応する監理技術者の資格要件を満たします。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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