令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 過去問解説 問11~問15

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令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問11~問15

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目次

No.11

解答

1

解説

(1)正しい
CPUは「メモリから命令を拾ってくる(フェッチ)」→「それを解読して実行する」というサイクルを高速で繰り返しています。この一連の流れを命令サイクル(マシンサイクル)と呼びます。

(2)誤り
命令語は一般的に「命令部(オペコード)」と「オペランド部(アドレス部)」の2つで構成されます。
「何をしろ(命令部)」+「何に対して(オペランド部)」という組み合わせです。選択肢(2)は「何に対して」が2つ並んでいるような状態なので誤りです。

(3)誤り
これは「コンピュータの5大装置」の説明です。CPU(中央処理装置)はそのうちの「演算装置」と「制御装置」の2つを合わせたものを指します。
入力・出力・記憶装置はCPUの外部にある装置です。

(4)誤り
クロック周期が「長くなる」のではなく、「短くなる」ほど処理速度が向上します。
クロック周期は「カチ、カチ」というリズムの間隔です。この間隔が短い(=1秒あたりの回数「周波数」が多い)ほど、たくさんの仕事をこなせるようになります。

No.12

解答

3

解説

(1)正しい
銀行の振込処理などのように、複数の処理を一つのまとまり(トランザクション)として確実に実行・管理するためのミドルウェアです。

(2)正しい
これがミドルウェアの最も標準的な定義です。OS(基本ソフト)だけでは足りない、高度で共通的な機能をアプリに提供します。

(3)誤り
この説明は、GUI(グラフィカル・ユーザ・インターフェース)ではなく、「分散オブジェクト技術(ミドルウェアの一種)」や、広義には「分散システム基盤」に関する記述です。
GUIとは、画面上にアイコンやボタンを表示し、マウスなどで直感的に操作できるようにする「表示・操作の仕組み」のことです。ミドルウェアではなく、OSの機能やアプリケーションのインターフェース層を指します。

(4)正しい
DBMS(データベース管理システム)は代表的なミドルウェアの一つです。データの検索、更新、バックアップ、権限管理などを一手に引き受けます。

No.13

解答

4

解説

※文字の上の矢印は横線に置き換えて見てください。いろいろ試しましたが、なぜか横線が表示されませんでした。

① NOTゲート(三角形):入力 AA を反転させます。出力:A\overrightarrow{A}

② NANDゲート(上段):入力は A\overrightarrow{A}BB です。
  ANDの否定なので、 出力:AB\overrightarrow{\overrightarrow{A} \cdot B} となります。

③ ORゲート(下段):入力は A\overrightarrow{A}BB です。出力:A+B\overrightarrow{A} + B

④ NANDゲート(最終段 FF):②③の入力をNAND処理します。
F=(AB)(A+B)F = \overrightarrow{(\overrightarrow{\overrightarrow{A} \cdot B}) \cdot (\overrightarrow{A} + B)}

ドモルガンの法則を使って整理します。

F=AB+A+BF = \overrightarrow{\overrightarrow{\overrightarrow{A} \cdot B}} + \overrightarrow{\overrightarrow{A} + B}

二重否定は消えるので、

F=(AB)+A+BF = (\overrightarrow{A} \cdot B) + \overrightarrow{\overrightarrow{A} + B}

F=(AB)+(AB)F = (\overrightarrow{A} \cdot B) + (\overrightarrow{\overrightarrow{A}} \cdot \overrightarrow{B})

F=(AB)+(AB)F = (\overrightarrow{A} \cdot B) + (A \cdot \overrightarrow{B})

No.14

解答

3

解説

(ア)シュミット回路
入力電圧が一定のしきい値を超えると出力が切り替わる回路です。
「ヒステリシス特性」を持っており、しきい値付近で入力が細かく変動(ノイズ)しても出力がガタつかないため、鈍まった波形をきれいな角型波(デジタル信号)に直すのに使われます。

(イ)クランプ回路
交流信号(AC)の波形の形はそのままで、波形の底や頂点を特定の電圧に「縛り付ける(クランプする)」回路です。
直流(DC)成分を再生するために使われるため、「DC再生回路」とも呼ばれます。

(ウ)クリッパ回路
名前(Clip:切り取る)の通り、設定した電圧以上の部分や以下の部分をスパッと切り捨ててしまう回路です。
ダイオードを用いて、過大な電圧が後続の回路に流れないように制限(リミッター)する際によく使われます。

No.15

解答

4

解説

(1)正しい
VCOはその名の通り、入力電圧(直流)の変化に応じて、出力する周波数を変化させる心臓部です。

(2)正しい
2つの波の「ズレ」を検出し、そのズレの大きさに応じたパルス(デジタル的な信号)を出力します。

(3)正しい
位相比較器から出るパルス状のガタガタした信号から、余計な高周波成分(リプル)を取り除き、VCOを制御しやすい滑らかな直流電圧に整えます。

(4)誤り
「1/N倍」ではなく、「N倍」になります。

この回路が安定しているとき(ロック状態)、位相比較器に入力される2つの信号の周波数は一致します。つまり、 fr=fdf_r = f_d となります。

図を見ると、fdf_d は出力 foutf_{out}1/N1/N に分周したものなので、fd=foutNf_d = \frac{f_{out}}{N} です。

この2つの式を合わせると、fr=foutNf_r = \frac{f_{out}}{N} となり、式を変形すると fout=N×frf_{out} = N \times f_r と導き出されます。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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