令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 過去問解説 問36~問40

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令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問36~問40

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目次

No.36

解答

1

解説

(1)誤り
これは 「セキュアブート (Secure Boot)」 と呼ばれる機能の説明です。OSが起動する「前」の段階(UEFI/BIOSレベル)での保護技術であり、セキュアOSそのものの定義とは異なります。

(2)正しい
従来のOSでは、管理者(rootやAdministrator)は何でもできてしまいますが、セキュアOSでは「最小権限の原則」に基づき、管理者の権限すら細かく分割して制限します。

(3)正しい
これを 「強制アクセス制御 (MAC:Mandatory Access Control)」 と呼びます。ファイルの所有者であっても勝手にアクセス権を変更できず、システムで決められたポリシーに従わせる仕組みです。

(4)正しい
セキュアOSでは、たとえ特権ユーザ(管理者)であっても、システムの核心部分へのアクセスを制限することができます。これにより、万が一管理権限が盗まれても、被害がシステム全体に及ぶのを防ぎます。

No.37

解答

3

解説

(1)正しい
地デジアンテナやBSアンテナなど、別々のアンテナで受けた信号を1本のケーブルにまとめる(混合する)機器です。

(2)正しい
弱くなった信号を強める機器です。ただし、信号を強くする際にノイズ(雑音)も一緒に増幅されたり、波形が歪んだりすることがあるため、調整には留意が必要です。

(3)誤り
説明文にある「大部分を送り出す端子と、一部を取り出す端子を持つ」のは、「分岐器」の説明です。
分配器は、入力された電力を均等に(等分に)分ける機器です。例えば、2分配器なら半分(1/2)ずつに分けます。

(4)正しい
壁面にあるテレビコンセントのことです。中身は一種の分岐器になっており、送り端子(次の部屋へ行く線)とアウトレット端子(テレビに繋ぐ穴)に信号を分けています。

No.38

解答

2

解説

(1)正しい
日本の地デジ放送は「階層伝送」が可能です。例えば、電波が弱くても映りやすいQPSK(ワンセグ用)と、高品質な映像を送れる64QAM(フルセグ用)を組み合わせて同時に送ることができます。

(2)誤り
データ放送(dボタンで見られる画面)を記述する言語は BML (Broadcast Markup Language) です。
SQL はデータベースを操作するための言語であり、放送コンテンツを記述するためのものではありません。

(3)正しい
各放送局は、自分の局の番組表データ(自局EPG)を送出しています。テレビ側でそれらを集計して番組表を表示します。

(4)正しい
日本の地デジは、6MHzの幅を14個に分けた「セグメント」という単位で管理しています。
そのうちの13セグメントを実際の放送に使用し(残りの1セグメントはガードバンド)、中央の1つが「ワンセグ」、残りの12個が「フルセグ(ハイビジョン放送)」に使われています。

No.39

解答

4

解説

(1)正しい
SFNは同じ周波数で複数の送信所から電波を送る仕組みですが、遠くの送信所からの電波が遅れて届き、その遅れが「ガードインターバル(信号の重なりを許容する時間)」を越えてしまうと、信号同士が邪魔し合って障害(混信)が起きます。

(2)正しい
アナログ放送は電波が弱くなるにつれて少しずつ画面が荒れましたが、デジタル放送は、ある限界値(崖)を越えた瞬間に突然「ブロックノイズ」が出たり「フリーズ(静止)」したり、受信不能になったりします。

(3)正しい
建物などに反射して届く遅延波(マルチパス)があっても、その遅れがガードインターバルの時間内に収まっていれば、地デジ(OFDM方式)の特性により、正しく合成して受信することができます。

(4)誤り
これは「混信障害」の説明です。
雑音障害とは、電気製品や自動車のエンジン、雷などから発生する「ノイズ(パルス性雑音など)」によって信号が乱されることを指します。

No.40

解答

3

解説

(1)正しい
CMOSセンサは、光を電気信号に変える部分(画素)と同じチップの上に、アナログ信号をデジタル信号に変える「A/D変換回路」などを一緒に組み込むことができます。これにより、カメラ全体を小型化できるメリットがあります。

(2)正しい
CMOSセンサは一般的なLSI(集積回路)と同じ製造プロセスで作られるため、低い電圧で動作し、消費電力が少ないのが大きな特徴です。スマートフォンのカメラに多用される理由の一つです。

(3)誤り
これはCCDイメージセンサの仕組みの説明です。
CCDセンサは、各画素で発生した電気(電荷)をバケツリレーのように順次転送して、最後に一箇所で電圧に変換します。
CMOSセンサは、各画素ごとに増幅器(アンプ)を持っており、画素の中で電気を電圧に変換してから読み出します。

(4)正しい
CMOSセンサもCCDセンサも、光をキャッチして電気に変える心臓部には「フォトダイオード」という部品が使われています。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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