本記事は、「令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問31~問35」の解説になります。
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No.31

解答
2
解説
(1)誤り
これは RIP (Routing Information Protocol) の説明です。RIPは単純に「何台のルータを通るか(ホップ数)」だけで道を決めますが、OSPFはより複雑な「コスト」を使います。
(2)正しい
OSPFは「リンクステート型」と呼ばれるルーティングプロトコルです。
ネットワーク全体の地図(トポロジテーブル)を各ルータが持ち、目的地までの最短経路を計算します。その際、判断基準として「コスト」という値を使います。
通常、帯域幅(通信速度)が速い回線ほどコストが低く設定されており、合計コストが最小になるルートが「最良の道」として選ばれます。
(3)誤り
これは主に BGP (Border Gateway Protocol) の説明です。AS(自律システム)間の通信を制御するためのプロトコルを指しています。
(4)誤り
これは MPLS (Multi-Protocol Label Switching) の説明です。IPアドレスではなく「ラベル」を見て高速に転送する技術です。
No.32

解答
4
解説
(1)正しい
1つの命令を「読み込み」「解読」「実行」などのステージに分け、前の命令が終わるのを待たずに次の命令を開始する「ベルトコンベア方式」の高速化技術です。
(2)正しい
パイプラインを「複数本」並べて、同時に複数の命令を実行する仕組みです。パイプラインが1車線の道路なら、スーパースカラは多車線道路のようなイメージです。
(3)正しい
コンピュータに複数のCPU(またはコア)を搭載し、処理を分担させることでシステム全体の処理能力を上げる手法です。
(4)誤り
これは、RISC(Reduced Instruction Set Computer) の説明です。
CISC は、1つの命令で複雑な処理ができるようにした設計です(命令の種類が多い)。
RISC は、命令の種類を絞り、単純化することで1つ1つの命令を高速に実行できるようにした設計です。
No.33

解答
2
解説
(1)誤り
これは VDI(デスクトップ仮想化) の説明です。ストレージ技術ではなく、リモートデスクトップなどの仕組みを指しています。
(2)正しい
これがブロックストレージの説明です。
データを「ブロック」単位で扱い、ネットワーク経由で接続する際は iSCSI(アイスカジー)やファイバーチャネル(FC)というプロトコルが使われます。OSからは「直接つながっているハードディスク」のように見えます。
(3)誤り
これは オブジェクトストレージ の説明です。AWSのS3などが代表例で、大量の画像やバックアップデータを保存するのに適しています。
(4)誤り
これは ファイルストレージ(NAS) の説明です。Windowsの共有フォルダのように「フォルダとファイル」の階層でデータを管理します。
No.34

解答
3
解説
(1)正しい
ユーザーが入力(依頼)を終えてから、システムが最初の反応を返すまでの時間です。
オンラインショッピングや検索エンジンなど、リアルタイムなやり取りが必要なシステムで重視されます。
(2)正しい
ユーザーが処理を依頼してから、すべての結果が出力し終わるまでの時間です。主に「バッチ処理(まとめて一括処理)」の効率を測る際に使われます。
(3)誤り
スループットとは「単位時間あたりに処理できる量」のことですが、「CPUの利用効率に反比例し」という部分が誤りです。
一般的に、CPUの利用効率が高ければ、それだけ多くの仕事をこなしていることになるため、スループットは向上(正の相関)します。つまりCPUの利用効率に比例します。
(4)正しい
標準的なプログラム(テスト用セット)を実行させて、その速さを測定することで、異なるハードウェアやシステムの性能を比較する方法です。
No.35

解答
4
解説
(1)誤り
これは論理区画(LPAR)方式やサーバ統合の説明です。
(2)誤り
これは ハイパーバイザー型 仮想化(例:VMware ESXi, Hyper-V)の説明です。ハードウェアのすぐ上で仮想化ソフトが動く方式です。
(3)誤り
これは ホスト型 仮想化(例:Oracle VM VirtualBox)の説明です。WindowsなどのOS(ホストOS)の中にソフトを入れ、その中で別のOSを動かす方式です。
(4)正しい
これが コンテナ型(例:Docker)の説明です。各コンテナは個別のOSを持たず、ホストOSの機能を分け合って使います。そのため、起動が非常に速く、リソースの消費も少ないのがメリットです。


