令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題B 過去問解説 問1~問5

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令和5年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題B 問1~問5

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目次

No.1

解答

2

解説

(1)正しい
公共工事標準請負契約約款第19条において、問題文に記載のとおり定められています。
発注者(役所など)は、工事の目的を達成するために必要がある場合、受注者に対して設計図書の変更を指示することができます。

(2)誤り
公共工事標準請負契約約款第18条において、誤謬や脱漏を見つけた場合は「直ちに監督員に通知し、その確認を請求しなければならない」と定められています。
「時間がないから後で報告する」という後回しは認められていません。着手する前に報告・確認を行うのが原則です。

(3)正しい
公共工事標準請負契約約款第20条において、問題文に記載のとおり定められています。
発注者は、必要に応じて工事を一時的にストップさせる権利を持っています。例えば、埋蔵文化財が出土した、あるいは他の関連工事との調整が必要になった場合などが該当します。

(4)正しい
公共工事標準請負契約約款第17条において、問題文に記載のとおり定められています。
施工した内容が設計図書と異なっている(手抜きやミスなど)場合、監督員は「やり直し(改造)」を命じることができます。受注者はこの請求に従う義務があります。

No.2

解答

1

解説

三角形(メガホンのような形)の記号は「ホーン形スピーカ」を表します。

主に屋外や駅のホーム、駐車場の天井など、広い範囲に音を届けたい場所で使用されます。

丸の中に斜め矢印(\nearrow)が描かれた記号は「アッテネータ(音量調節器)」です。

放送の音量をその場所で調整するためのダイヤルやスイッチのことです。

No.3

解答

4

解説

V-V結線(V結線)とは、3台の単相変圧器で三相交流を扱う「Δ\Delta(デルタ)結線」から、1台が故障などで外れた際、残った2台の変圧器だけで三相電力を供給する結線方式のことです。

この問題で問われている「利用率」とは、「実際に取り出せる電力」が「変圧器2台分の定格容量」に対してどれくらいか、という割合を指します。

単相変圧器1台の容量を P1P_1 とすると、2台使っているので、単純な合計容量は次のようになります。

2×P1=2P12 \times P_1 = 2P_1

V-V結線にした場合、三相電力として取り出せる最大出力 PVP_V は、数学的なベクトル計算(位相のズレ)の結果、次のようになります。

PV=3×P1P_V = \sqrt{3} \times P_1

利用率は、「実際の出力 ÷\div 設備の合計容量」で求められます。

利用率=3P12P1=32\text{利用率} = \frac{\sqrt{3}P_1}{2P_1} = \frac{\sqrt{3}}{2}

No.4

解答

3

解説

(1)正しい
遮断器(CB:Circuit Breaker)の役割を正しく説明しています。普段は電気の通り道をスイッチのように開閉し、いざ事故(ショートや漏電)が起きたときは、保護継電器という「見守り役」からの命令を受けて、一瞬で電気を止め、設備を守ります。

(2)正しい
保護継電器(Relay)は「センサー」の役割を担います。電流が多すぎないか、漏れていないかを常に監視し、異常があれば遮断器に「落とせ!」と合図を送ります。

(3)誤り
避雷器(LA:Lightning Arrester)は、雷などの高い電圧を地面に逃がす装置ですが、その接地(アース)は非常に重要であるため、より強力な「A種接地工事」(接地抵抗10Ω以下)で行わなければなりません。
B種接地は、変圧器の故障時に低圧側へ高電圧が流れるのを防ぐためのものです。

(4)正しい
キュービクル(箱型の受電設備)には主に2つのタイプがあります。
① CB形:主遮断装置に遮断器(CB)を使うタイプ。容量の大きい施設向け。
② PF・S形:高圧限流ヒューズ(PF)と高圧交流負荷開閉器(LBS/S)を組み合わせるタイプ。比較的小規模な施設向け。

No.5

解答

3

解説

(1)正しい
パワーコンディショナ(PCS)の役割を正しく説明しています。太陽光パネルで作った「直流」を、家庭や電力網で使える「交流」に変えるのがメインの仕事です。また、日射量に合わせて効率よく電気を絞り出す制御(MPPT制御)も行います。

(2)正しい
太陽光発電のメリットとデメリットを述べています。エネルギー密度が低いため、メガソーラーなどの大出力を得るには広大な土地が必要になります。

(3)誤り
「アレイ」と「モジュール」の大きさが逆に説明されています。
正しくは以下の順番で大きくなります。
① セル:太陽電池の最小単位(シリコンの板など)
② モジュール:セルを組み合わせてパネル状にしたもの(いわゆる「ソーラーパネル」)
③ ストリング:モジュールを直列につないだもの
④ アレイ:ストリングを並列につなぎ、架台に並べた全体の状態

(4)正しい
系統連系型:電力会社(東電など)の電線とつなぎ、売電したり電気が足りない時に買ったりする、一般的な住宅のタイプ。
独立型:山小屋や街路灯など、電線がつながっていない場所で蓄電池と組み合わせて使うタイプ。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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