本記事は、「令和7年度 第1回 工事担任者 総合通信 理論 第7問」の解説になります。
過去問解説一覧はこちら。

第7問(ア)

解答
1
解説
A 正しい
加入者保安器の最も基本的かつ重要な役割は、「雷サージ(異常電圧・電流)からの保護」です。
屋外の電柱から引き込まれた通信線に雷が落ちた際、その高い電圧が家の中の電話機やPCに直接流れると、機器が壊れたり火災の原因になったりします。
保安器は、この異常電圧を地面に逃がす(避雷器機能)ことで、宅内機器を保護します。
B 誤り
故障箇所の切り分け(宅内か外線か)を判定するために必要なのは、分岐・結合機能ではなく「切り分け試験(試験用プラグの差し込み)」などの機能です。
また、一般的に「分岐・結合機能」という言葉は、xDSLなどの通信で信号を分ける「スプリッタ」などを指す際に使われることがありますが、保安器の主目的ではありません。
第7問(イ)

解答
4
解説
アナログ式の測定器における誤差の計算は、測定している値に対してではなく、最大目盛値(フルスケール)に対して計算します。
このテスタが持つ「誤差の幅」を計算すると以下のようになります。
つまり、
最小値:
最大値:
となります。
第7問(ウ)

解答
4
解説

10対ユニット(20芯)の中では、1ユニットあたり10個の「対(ペア)」があります。
対①:青、白
対②:茶、黒
対③:黄、白
対④:茶、黒
対⑤:緑、白
対⑥:茶、黒
対⑦:赤、白
対⑧:茶、黒
対⑨:紫、白
対⑩:茶、黒
この繰り返しなので、67番は対⑦の赤、白になります。
第7問(エ)

解答
1
解説
A 正しい
外皮(シース)にポリエチレン系の材料を使用しており、ハロゲンや鉛などの有害物質を含まないため、リサイクルが容易です。
燃焼時にダイオキシンなどの有害ガスや、腐食性ガス(塩化水素など)が発生しないため、環境負荷の低減に大きく寄与します。
B 誤り
エコケーブル(耐燃PE)と従来のPVCケーブルを比較した場合、外径に対する許容曲げ半径の倍率は、どちらも同じ「外径の6倍以上」(単心や多心などの条件によりますが)と規定されていることがほとんどです。
第7問(オ)

解答
2
解説
順次サーチ(順次選択)方式は、着信があった際に「常に1番目の電話機からチェックし、話し中なら2番目、2番目も話し中なら3番目……」というように、決まった順番(優先順位)で空きを探す仕組みです。
特定の端末に負荷が集中しますが、受付窓口などで「ベテランの人に優先的に繋ぎたい」場合などに使われます。
他の選択肢は以下のとおりです。
① バーチャルライン応答:物理的な回線ではなく、論理的な番号(仮想回線)で着信を受ける仕組みです。
③ ラウンドロビン:前回着信した端末の「次」から探し始めます。着信をグループ内で均等に分散させたい(公平にしたい)場合に適しています。
④ ストレートライン応答:着信を直接特定の内線へつなぐ方式です。
⑤ ダイレクトインライン:外部からの電話(外線)が、電話交換機(PBX)の交換台を経由せず、直接内線電話機に繋がる電話着信方式です。


