本記事は、「令和6年度 第2回 工事担任者 総合通信 理論 第2問」の解説になります。
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第2問(ア)

解答
3
解説
上り方向および下り方向の最大伝送速度が 10 ギガビット/秒のシステムは「XGS-PON(10-Gigabit-capable Symmetric Passive Optical Network)」です。
名称にある S は「Symmetric(対称=上り下りともに同じ速度)」を意味しています。
他の選択肢は以下のとおりです。
① GE-PON(IEEE 802.3ah):上下最大 1Gbps(イーサネット系)
② XG-PON(ITU-T G.987.1):下り 10Gbps / 上り 2.5Gbps(非対称)
④ 10G-EPON(IEEE 802.3av):10Gbps(イーサネット系)
⑤ NG-PON2(ITU-T G.989.1):WDM(波長分割複信)を用いて複数波長で計40Gbps等を実現する次世代PON
第2問(イ)

解答
2
解説
リダイレクトサーバは、クライアント(UAC)からリクエストを受けた際、自身で転送処理を行うのではなく、「次の転送先(新しい宛先情報)」をクライアントに通知(返答)する役割を持ちます。通知を受けたクライアントは、その宛先へ向けてメッセージを再送信します。
他の選択肢は以下のとおりです。
① プロキシサーバ:メッセージを中継し、自身で代わりに目的地へ転送する(代理送信)。
③ ロケーションサーバ:ユーザの現在の位置情(IPアドレス等)情報を管理・データベース化する。
④ DHCPサーバ:IPアドレスを動的に割り当てる(SIP固有のコンポーネントではない)。
⑤ ファイルサーバ:各種ファイルを保存・共有する(SIP通信の制御には直接関係しない)。
第2問(ウ)

解答
4
解説
・920MHz帯のISMバンドを使用(免許不要のアンライセンスバンド)
・データ伝送速度が 300 bps ~ 数十 kbps 程度
・上り下りのデータ伝送速度・伝送量が同等
これらを満たすLPWA(Low Power Wide Area)規格は LoRaWAN です。
他の選択肢は以下のとおりです。
① LTE-M:キャリア通信網(免許が必要なライセンスバンド)を利用するLPWA規格。
② WiMAX2:高速モバイル通信規格(LPWAではない)。
③ NB-IoT:キャリア通信網を利用する超低速・低消費電力向けのLPWA規格(主に上り重視)。
⑤ Wi-Fi 7:超高速な無線LAN規格(LPWAではない)。
第2問(エ)

解答
5
解説
隠れ端末問題を回避するために RTS/CTS 制御が使用されます。
RTS(Request to Send:送信リクエスト):
送信側の端末(STA1)がアクセスポイント(AP)に対して「データを送っていいですか?」と送る制御信号です。
CTS(Clear to Send:送信許可):
RTS を受け取った AP が「送って大丈夫です」と返答する制御信号です。この信号は周囲のすべての端末(STA2など)に届くため、STA2 は「誰かが通信を始めるから待機しよう(NAV設定)」と判断し、衝突を防ぐことができます。
他の選択肢は以下のとおりです。
① ACK(Acknowledgement):データ受信が成功したことを伝える確認応答信号。
② CFP(Contention-Free Period):衝突制御を行わない非競合期間のこと。
③ NAK(Negative Acknowledgement):データの受信失敗やエラーを伝える応答信号。
④ REQ(Request):一般的な要求信号の略称(RTS/CTSの規格用語ではない)。
第2問(オ)

解答
5
解説
IEEE 802.3at(Type 2)Class4の規格仕様は以下のとおり定められています。
給電電圧:50 ~ 57 V
1ポート当たりの最大給電電力:30 W
最大給電電流:600 mA(30 W ÷ 50 V =0.6 A)
他の選択肢は以下のとおりです。
① 15.4ワットの電力:従来規格である IEEE 802.3af(PoE Type 1)の PSE 1ポート当たり最大給電電力(15.4W)です。
② 68.4ワットの電力:該当する規格値ではありません。
③ 350ミリアンペアの電流:IEEE 802.3af(PoE Type 1)における PSE の最大給電電流(350mA)です。
④ 450ミリアンペアの電流:該当する規格値ではありません。


