本記事は、「令和6年度 第2回 工事担任者 総合通信 理論 第3問」の解説になります。
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第3問(ア)

解答
1
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける保守用ループバック(試験折り返し)の位置と名称は、以下のように規定されています。
ループバック2(LB2):NT1(網終端装置)の位置で チャネルを折り返す。
ループバック1(LB1):網側(DSU等)の加入者線側で折り返す。
ループバック3(LB3):TE(端末設備)側で折り返す。
第3問(イ)

解答
2
解説
A 誤り
マルチフレーム同期信号パターンとして使用されるのは、各フレームの先頭にあるFビット(フレーム同期ビット)です。
1マルチフレーム(24フレーム)に含まれる24個のFビットを分担して使い、フレーム同期(Fビットパターン)やCRC演算、アラーム伝送などを行っています。
B 正しい
1.5Mbit/s方式(T1ベース)の一次群速度インタフェースでは、1フレーム=193ビット(8ビット×24チャネル+1ビットのFビット)であり、これが24個集まって1マルチフレーム(24フレーム=4,632ビット)を構成します。
第3問(ウ)

解答
5
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェース(2B+D)では、マルチポイント接続によって1本のDチャネル(制御用チャネル)を複数の端末(最大8台)で共有します。
そのため、複数端末が同時にデータを送信しようとするとアクセス衝突が発生します。
この衝突を防ぎ、正常なアクセスを制御する仕組みがエコーチェックです。
他の選択肢は以下のとおりです。
① CSMA/CD:主に有線LAN(Ethernet)で用いられる搬送波感知多重アクセス/衝突検出方式です。
② フレーム同期:データ通信でフレームの区切り位置を合わすための同期技術です。
③ 優先制御:トラフィックの優先度に応じて処理順序を制御する方式です。
④ X.25:パケット交換網に関するパケット形端末の通信規約(プロトコル)です。
第3問(エ)

解答
2
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェースのレイヤ2(LAPD:Link Access Procedure on the D-channel)において、ポイント・ツー・マルチポイントデータリンクで一斉呼び出しなどを行う場合、非確認形情報転送モードが使用されます。
このモードでデータを転送する際に使用されるのが UIフレーム(Unnumbered Information frame:非番号制情報フレーム) です。
UIフレーム(非番号制情報フレーム):
シーケンス番号(送信順序番号)を持たず、相手からの送達確認(ACK)を求めないフレームです。ポイント・ツー・マルチポイント通信(1対多)で複数の端末に一斉に情報を送る際や、接続確立前のデータ転送などに用いられます。
他の選択肢は以下のとおりです。
① Qチャネル:メンテナンス用などの保守チャネルです。
③ Sビット:同期や特定の制御ビットを指します。
④ CEI (Connection Endpoint Identifier):接続エンドポイント識別子です。
⑤ 監視フレーム (Sフレーム):受信確認(ACK/NACK)やフロー制御などに使用されるフレームで、情報の転送自体には使用されません。
第3問(オ)

解答
3
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェース()における各チャネルの役割と伝送速度は以下の通りです。
Bチャネル(情報チャネル):伝送速度は 64キロビット/秒。音声や通信データなどの「ユーザ情報(データ転送)」を伝送するために使用されます。
Dチャネル(制御チャネル):基本インタフェースでの伝送速度は 16キロビット/秒。呼の設定や解放(DISC、REL、REL COMPなど)を行うための「制御信号(呼制御)」の伝送に使用されます。
X(データ転送):端末間で実際の通信データをやり取りする区間のため、64キロビット/秒のBチャネル が使用されます。
Y(呼の解放制御):切断(DISC)、解放(REL)、解放完了(REL COMP)といった呼制御メッセージをやり取りする手順のため、16キロビット/秒のDチャネル が使用されます。

