本記事は、「令和6年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問31~問35」の解説になります。
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No.31
解答
3
解説
ポリシング (Policing)とは、設定したトラフィックレートを超過したパケットを、即座に廃棄するか、優先度を下げて送信する方法です。
シェーピング (Shaping)とは、超過したパケットをバッファ(送信キュー)に一時的に貯め、後から送り出すことでトラフィックを平滑化する方法です。
No.32
解答
1
解説
(1)誤り
デジタル証明書(電子証明書)が証明するのは、申請者の「秘密鍵」ではなく「公開鍵」が真正であることです。
秘密鍵は、本人だけが厳重に管理し、誰にも教えてはいけない鍵です。
公開鍵は、みんなに配る鍵ですが、「この公開鍵が本当に本人のものか?」を第三者(認証局)に保証してもらう必要があります。そのための書類がデジタル証明書です。
(2)正しい
デジタル署名は、以下の2点を証明します。
・完全性(整合性):データが途中で改ざんされていないこと。
・真正性(本人確認):確かにその本人が作成したものであること。
(3)正しい
PKIは、公開鍵暗号方式とデジタル署名を使って、インターネット上で安全な通信を行うためのルールや仕組み(社会基盤)のことを指します。
(4)正しい
大きなデータをそのまま暗号化すると時間がかかるため、通常はハッシュ関数でデータを短く圧縮し(ハッシュ値)、そのハッシュ値を秘密鍵で暗号化してデジタル署名を作成します。
No.33
解答
4
解説
/25とあるので、32ビットあるIPアドレスのうち、先頭から 25ビット がネットワーク部であることを示しています。
・全ビット数:32ビット
・ネットワーク部:25ビット
・ホスト部:7ビット
ホスト部が 7ビット ある場合、割り当てられるアドレスの総数は通りとなります。
ただし、一つのネットワーク内では以下の 2つの特別なアドレス をホスト(端末)に割り当てることができません。
1.ネットワークアドレス: ホスト部のビットがすべて「0」のアドレス
2.ブロードキャストアドレス: ホスト部のビットがすべて「1」のアドレス
したがって、収容できるホストの最大数は次のようになります。
No.34
解答
2
解説
(1)正しい
RIPは、目的地までに経由するルータの数(ホップ数といいます)が最も少ないルートを最適経路として選びます。これを「ディスタンスベクタ型」のアルゴリズムと呼びます。
(2)誤り
RIPにおいて、経路情報として交換できる最大ホップ数は 15まで です。
16 になると「到達不能(無限遠)」とみなされます。この制限があるため、RIPは大規模なネットワークには向きません。
(3)正しい
ルータは隣のルータから経路情報を受け取ったとき、知らないネットワークなら追加し、すでに知っているネットワークなら「よりホップ数が少ない(近い)情報」を優先して上書き保存します。
(4)正しい
RIPは定期的に(通常30秒ごと)経路情報をやり取りします。相手からの更新情報が一定期間(デフォルトでは30秒×6回=180秒)途絶えた場合、「そのルータの先にあるネットワークにはもう行けない」と判断します。
No.35
解答
1
解説
(1)正しい
RAID5(分散パリティ)の説明です。
記述の通り、データと一緒に誤り訂正用の情報(パリティ)を、全てのディスクに分散して記録します。
任意の1台が故障しても、残りのデータとパリティから元のデータを復元できます。
容量効率と安全性のバランスが良く、サーバーなどで広く使われます。
(2)誤り
RAID1(ミラーリング)の説明です。
「2台に同じデータを書き込む」という記述は、RAID 1の特徴です。
鏡(ミラー)のようにコピーを作るので、1台が壊れてももう一方で継続できますが、ディスク2台分で1台分の容量しか使えないため、効率は低くなります。
(3)誤り
RAID0(ストライピング)の説明です。
「分散して同時に読み書きし、高速化する」が「1台壊れると利用できない」という記述は、RAID 0の特徴です。
速度は一番速いですが、パリティなどの冗長データを持たないため、1台でも故障すると全てのデータが失われます。
(4)誤り
RAID6(二重分散パリティ)の説明です。
「2種類のパリティを分散記録し、2台同時に故障しても復旧できる」という記述は、RAID 6の特徴です。
RAID 5よりもさらに安全性を高めた方式です。


