令和6年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 過去問解説 問16~問20

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令和6年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問16~問20

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目次

No.16

解答

4

解説

(1)正しい
EBCDIC(エビシディック)は、主にIBMなどのメインフレーム(汎用コンピュータ)で使われてきた文字コードです。1文字を8ビットで表現します。

(2)正しい
世界中の言語(日本語、英語、アラビア語、さらには絵文字など)を一つの体系で管理しようとするコードです。現在、インターネットや最新のOS(Windows, macOSなど)で最も広く使われています。

(3)正しい
EUC(Extended Unix Code)は、その名の通り UNIX 系OSで日本語などを扱うために開発されました。日本語 EUC(EUC-JP)などが有名で、漢字などの全角文字を複数バイトで表現します。

(4)誤り
ASCII(アスキー)は 7ビット のコードで、収録されているのは以下のものだけです。
・アルファベット(A-Z, a-z)
・数字(0-9)
・記号(!?, など)
・制御記号(改行など)
「半角カタカナ」は ASCII には含まれていません。 日本語独自の文字(カタカナ)を扱うには、ASCII を 8ビットに拡張した「JIS8単位符号」や、Shift_JIS など別のコードが必要になります。

No.17

解答

3

解説

出力側にコイルとコンデンサが並列につながっている場合、以下の特徴があります。

① 低周波数(直流に近い)のとき
コイルは「低い周波数を通しやすく、高い周波数をブロックする」という性質があります。周波数が低いとコイルの抵抗(リアクタンス)がほぼゼロになるため、電流はすべてコイル側へ流れてしまい(短絡状態)、出力VoutV_{out}にはほとんど電圧が現れません。
つまり、グラフの左側は振幅が小さくなります

② 高周波数のとき
コンデンサは「高い周波数を通しやすく、低い周波数をブロックする」という性質があります。周波数が非常に高くなると、今度はコンデンサ側の抵抗がほぼゼロになり、電流がコンデンサ側へ逃げてしまうため、やはりVoutV_{out}は小さくなります。
つまり、グラフの右側も振幅が小さくなります

③ 特定の周波数(共振周波数)のとき
コイルとコンデンサが打ち消し合い、並列部分の合成抵抗が「無限大」になる瞬間があります。これを並列共振と呼びます。
このとき、電流がコイルやコンデンサの方に逃げられなくなるため、入力された信号が効率よく出力VoutV_{out}(負荷RoutR_{out})側へ伝わります。
つまり、特定の周波数で振幅が最大(ピーク)になります

今回の回路は、特定の周波数帯域だけを通す「バンドパスフィルタ(BPF)」として動作します。

他には、低い周波数だけ通す(LLが直列、CCが並列の場合など)ローパスフィルタ

高い周波数だけ通す(CCが直列、LLが並列の場合など)ハイパスフィルタがあります。

No.18

解答

4

解説

(1)正しい
これは「拡散(かくさん)」と呼ばれる現象です。インクを水に垂らすと広がるのと同じように、電子や正孔(キャリア)も、濃いところから薄いところへ自然に移動しようとします。

(2)正しい
p型(正孔が多い)とn型(電子が多い)をくっつけると、接合部付近で電子と正孔が打ち消し合い、電気を運ぶキャリアが空っぽの領域ができます。これが「空乏層」です。

(3)正しい
金属は温度が上がると抵抗が増えますが、半導体は温度が上がると熱エネルギーによってキャリア(自由電子や正孔)が飛び出しやすくなるため、逆に電気が流れやすくなり(抵抗率が小さくなり)ます。

(4)誤り
n型半導体(negative):ドナー(ヒ素など)を加えることで、マイナスの電荷を持つ「自由電子」が「正孔」よりも多く なります
p型半導体(positive):アクセプタ(ホウ素など)を加えることで、プラスの電荷を持つ 「正孔」が「自由電子」よりも多く なります。

No.19

解答

3

解説

LC発振回路の基本となる共振周波数の式は次の通りです。

f=12πLCf = \frac{1}{2\pi\sqrt{LC}}

まず、 「合成インダクタンスLL」 がいくらになるかを計算します。

回路図を見ると、2つのコイルL1L_1L2L_2が直列につなげられ、それに対してコンデンサCCが並列に入っています。

直列に並んだコイルの場合、全体のインダクタンスは単純な和だけでなく、コイル同士の影響である 相互インダクタンス MMを考慮する必要があります。

この回路では、L1L_1L2L_2を流れる電流の向きが同じになるように巻かれている(和動接続)ため、合成インダクタンスL0L_0は次のようになります。

L0=L1+L2+2ML_0 = L_1 + L_2 + 2M

基本の公式f=12πLCf = \frac{1}{2\pi\sqrt{LC}}LLの部分に、求めた合成インダクタンスL0L_0を代入します。

f=12π(L1+L2+2M)Cf = \frac{1}{2\pi\sqrt{(L_1 + L_2 + 2M)C}}

これが答えになります。

No.20

解答

1

解説

(1)誤り
長分散そのものは光ファイバの特性ですが、直接変調で問題になるのは「波長ゆらぎ(チャーピング)」です。
直接変調はレーザーダイオードの電流をON/OFFさせて信号を作ります。しかし、急激に電流を変えると、光の波長がわずかに変動(チャーピング)してしまいます。この「ゆらぎ」が波長分散の影響をより強く受けてしまい、信号がぼやけて長距離伝送ができなくなります。

(2)正しい
光源(レーザー)自体は常に一定で光らせておき、外側でシャッターのように光を操作するため、(1)で述べた波長ゆらぎ(チャーピング)がほとんど発生しません。 そのため、より高速かつ長距離の通信に向いています。

(3)正しい
レーザー素子1つで「発光」と「信号付与」の両方ができるため、構成がシンプルで安価です。短距離の通信によく使われます。

(4)正しい
LN変調器:電気光学効果(電圧をかけると屈折率が変わる性質)を利用。
EA変調器:電界吸収効果(電圧をかけると光を吸収する性質)を利用。
どちらも外部変調器です。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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