本記事は、「令和7年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問11~問15」の解説になります。
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No.11

解答
2
解説
(1)正しい
QAM(直交振幅変調)は、位相が90度ずれた(直交した)2つの波に対して、それぞれの振幅を変化(ASK)させて合成する方式です。
(2)誤り
同時に送れるビット数は、状態数に対してで計算します。
64QAMの場合、なので、1シンボル当たり6ビットです。
(3)正しい
BPSKは1ビット、QPSKは2ビットを1シンボルで送るため、同じ時間(帯域)ならQPSKの方が2倍効率的です。
(4)正しい
QPSKは位相を4分割()して、それぞれに「00, 01, 10, 11」の2ビットを割り当てます。
No.12

解答
3
解説
(1)正しい
パケット交換では、ネットワークの混雑状況などに応じて、ルータが最適な経路をその都度選択するため、パケットごとにバラバラのルートを通ることがあります。
(2)正しい
1つの回線を複数のユーザーのパケットが共有して流れるため、回線の空き時間を有効活用でき、効率が非常に高いのが特徴です。
(3)誤り
パケット交換方式には、ネットワーク内の装置(交換機やルータ)にデータを一時的に蓄える「蓄積交換」の機能があります。そのため、送信側と受信側の速度が違っていても、ネットワーク側で調整が可能です。
速度を一致させる必要があるのは、主に古い回線交換方式の特徴です。
(4)正しい
データを細切れにした「パケット」の先頭には、誰宛てかを示すヘッダ情報が必ず付いています。
No.13

解答
1
解説
(1)誤り
直接中継方式は、受信したマイクロ波信号を復調・変換せず、そのまま増幅して転送する無線中継方式です。
電波を受信して「周波数を変換して増幅する」のは、(4)のヘテロダイン中継方式(または衛星ではリピータ方式)の説明です。
(2)正しい
文字通り「給電(電気を供給)」せず、山影などに置いた反射板や鏡のようなアンテナ(パッシブリピータ)を使って、電波の道を曲げるだけの方式です。
(3)正しい
デジタル通信でよく使われます。一度信号を「0」と「1」に読み直して作り直す(再生する)ため、距離が長くなっても雑音が積み重ならないという大きなメリットがあります。
(4)正しい
いちいちベースバンド(元のデータ)まで戻さず、扱いやすい「中間周波数」に一回落としてから増幅してまた飛ばす方式です。
No.14

解答
1
解説
(1)誤り
有線LANのスター型(一般的なイーサネット)で用いられるアクセス制御方式は CSMA/CD 方式です。
選択肢にある CSMA/CA 方式は、主に無線LANで衝突を回避するために用いられる方式です。
「有線は CD(衝突検出)、無線は CA(衝突回避)」と覚えておきましょう。
(2)正しい
ネットワーク上を巡回する「トークン」という送信権を得た端末だけがデータを送れる仕組みです。
(3)正しい
1本の同軸ケーブルなどを共有するバス型では、データの衝突(コリジョン)を検知して再送制御を行う CSMA/CD が基本です。
(4)正しい
スター型、リング型、バス型、メッシュ型といった接続の「かたち」そのものをトポロジーと呼びます。
No.15

解答
4
解説
(1)正しい
スキーマ(構造)を定義し、どのようにデータを格納するかを決定する基本的な機能です。
(2)正しい
同時更新によるデータの書き換えミスを防ぐため、データをロック(占有)するなどの制御を行います。
(3)正しい
万が一のシステムダウン時に、保存しておいたログ等を使って直前の正常な状態まで戻す機能です。
(4)誤り
「データを常に正しく保持することを保証する」機能は、一般的に「完全性維持機能」と呼ばれます。
実際の「データベース操作機能」とは、利用者がデータを検索、追加、変更、削除(CRUD操作)するための機能(SQLなど)を指します。


