令和7年度 第1回 工事担任者 総合通信 基礎 過去問解説 第1問

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令和7年度 第1回 工事担任者 総合通信 基礎 第1問

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目次

第1問(ア)

解答

4

解説

端子 c-d 間の電圧が 1V であるとき、a-b 間に何ボルトかかっているかを右から順に追いかけていきましょう。

手順①:一番右のブロック

端子c-d 間の電圧が1V1V、そこにある抵抗が1Ω1\Omegaです。端子 c-d を流れる電流は、オームの法則より1V/1Ω=1A1V / 1\Omega = 1Aです。

その左隣にある1Ω1\Omegaの直列抵抗にも同じ1A1Aが流れているため、この抵抗での電圧降下は1Ω×1A=1V1\Omega \times 1A = 1Vです。

したがって、その一つ左の並列抵抗(2Ω2\Omega)にかかる電圧は、1V+1V=2V1V + 1V = 2Vとなります。

手順②:真ん中のブロック

今、左から3番目の縦の2Ω2\Omegaの抵抗に2V2Vかかっていることがわかりました。

この2Ω2\Omegaを流れる電流は2V/2Ω=1A2V / 2\Omega = 1Aです。

その右側(手順①の全体)には合計で1A1A流れていたので、さらに左にある1Ω1\Omegaの直列抵抗に流れる電流の合計は1A+1A=2A1A + 1A = 2Aとなります。

この1Ω1\Omegaの抵抗での電圧降下は1Ω×2A=2V1\Omega \times 2A = 2Vです。

したがって、その一つ左の並列抵抗(2Ω2\Omega)にかかる電圧は、2V+2V=4V2V(右側全体) + 2V(直列部分) = {4V}となります。

手順③:一番左のブロック(端子 a-b)

今、左から2番目の縦の2Ω2\Omegaの抵抗に4V4Vかかっていることがわかりました。

この2Ω2\Omegaを流れる電流は4V/2Ω=2A4V / 2\Omega = 2Aです。

その右側には合計で2A2A流れていたので、最上段の一番左の2Ω2\Omegaの直列抵抗に流れる電流の合計は2A+2A=4A2A + 2A = 4Aです。

この2Ω2\Omegaの抵抗での電圧降下は2Ω×4A=8V2\Omega \times 4A = 8Vです。

したがって、一番左の端子 a-b 間の電圧は、4V+8V=12V4V(右側全体)+ 8V(直列部分)= 12Vとなります。

第1問(イ)

解答

3

解説

並列回路なので、両端の電圧は同じです。端子a-b間の電圧を V とすると

IR=VRI_R = \frac{V}{R}

IC=VXCI_C = \frac{V}{X_C}

となります。

並列回路の交流では、抵抗に流れる電流IRI_Rとコンデンサに流れる電流ICI_Cは位相が90°ずれるため、全電流はベクトル和になります。

I=IR2+IC2I = \sqrt{{I_R}^2 + {I_C}^2}

15=(V4)2+(V3)215 = \sqrt{(\frac{V}{4})^2 + (\frac{V}{3})^2}

15=V116+1915 = V\sqrt{\frac{1}{16} + \frac{1}{9}}

15=V2514415 = V\sqrt{\frac{25}{144}}

V=15×125V = 15 \times \frac{12}{5}

V=36V = 36

IR=VR=364=9I_R = \frac{V}{R} = \frac{36}{4} = 9

第1問(ウ)

解答

3

解説

帯電体(電気を帯びたもの)を金属などの中空導体で囲むと、その外側や内側の電界を遮断することができます。この現象を静電遮蔽と呼びます。
① 静電誘導が起こる:中空導体 B の内側に正に帯電した A を入れると、導体 B の内壁には負の電荷、外壁には正の電荷が集まります。
② 接地(アース)の効果:導体 B を接地すると、外壁に現れた余分な電荷が地面へと逃げていきます。
③ 電界の遮断:その結果、導体 B の外部には A の電荷による電気力線が出てこなくなり、外部は A の影響を全く受けなくなります。

他の選択肢は以下のとおりです。

① 電気分極:誘電体(絶縁体)に電界を加えたとき、分子内の電荷が少しズレる現象のこと。

② 静電誘導:導体に帯電体を近づけたとき、表面に電荷が現れる現象そのもののこと。

④ 電磁誘導:磁界が変化することで、コイルなどに電圧(起電力)が発生する現象のこと。

⑤ 電磁遮蔽:静電場だけでなく、変化する磁場も含めた「電磁波」を遮断すること。

第1問(エ)

解答

5

解説

電流 II [A]、電荷の量 QQ [C]、時間 tt [秒] の間には以下の関係があります。

Q=I×tQ = I \times t

この式における時間の単位が「秒(s)」であることに注意が必要です。

1=60×60=36001時間 = 60分 \times 60秒 = 3600秒 なので

Q=A×3600T=3600AT[C]Q = A \times 3600T = 3600 AT [C]

となります。

この記事を書いた人

30代電気通信エンジニア

所有資格:一陸特、一陸技、電気通信主任技術者(伝送交換)、工事担任者(AI・DD総合種)、電気工事士2種、CCNA(期限切れ)

誰かの役に立てばいいなと思っています。

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