本記事は、「令和7年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題B 問16~問20」の解説になります。
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No.16
解答
3
解説
(1)正しい
認定電気工事従事者は、自家用電気工作物(ビルや工場など)のうち、電圧600V以下の「簡易電気工事」に従事できます。
(2)正しい
第1種電気工事士は、一般用・自家用の両方の工事が可能です。ただし、「ネオン工事」や「非常用予備発電装置工事」といった「特殊電気工事」には、別途特種電気工事資格者証が必要です。
(3)誤り
第2種電気工事士は、一般用電気工作物(一般住宅や小規模店舗など)の電気工事に従事することができます。
(4)正しい
電気工事士法第5条により、作業中の免状携帯は義務付けられています。
No.17
解答
2
解説
(1)正しい
太くて硬い「幹線ケーブル」を直接機器に繋ぐのは難しいため、一度接続箱(クロージャや端子箱)で受け、細くて扱いやすい「光コード」に変換して機器へ接続するのが一般的です。
(2)誤り
光ファイバ自体は絶縁体(ガラスやプラスチック)ですが、ケーブルを保護・補強するためのLAPシース(アルミテープ)やテンションメンバ(鋼線)が金属製の場合、これらは「導体」となります。 落雷や強電流電線との混触による事故を防ぐため、金属部分には接地(アース)を施す必要があります。
(3)正しい
光ファイバは急激に曲げると光が漏れて損失が増えたり、芯線が折れたりします。施工時の標準として「外径の20倍以上」という数値は非常によく出題される重要な規定です。
(4)正しい
敷設(引っ張り)の際は、光ファイバ芯線に直接力がかからないよう、強靭なテンションメンバに牽引具を取り付けます。「より返し金物」を使うことで、引っ張る際のねじれを逃がし、ケーブルへのダメージを防ぎます。
No.18
解答
4
解説
(1)正しい
不正な端末が勝手にアクセスポイントに繋げないようにするための基本的な対策です。
(2)正しい
「ANY接続」を許可すると、SSIDを知らなくても接続できてしまうため禁止します。
また、SSIDを隠す(ステルス機能)ことで、手動入力が必要になり、第三者に見つかりにくくなります。
(3)正しい
各端末が持つ固有の番号(MACアドレス)を「ホワイトリスト」として登録し、登録外の端末を弾く仕組みです。
(4)誤り
セキュリティ強度の順番が完全に逆です。
WEP: 最も古く、短時間で解読されるため現在は非推奨。
TKIP: WEPの弱点を補うために作られましたが、現在は脆弱性が発見されています。
AES: 最も強固な暗号化方式。現在の標準(WPA2/WPA3)で推奨されています。
セキュリティを高めるためには、WEPよりTKIP、TKIPよりAESを優先する(AESが最優先) 設定にする必要があります。
No.19
解答
1
解説
(1)誤り
軽量間仕切壁や簡易壁には、重い機器の「振れ止め(転倒防止)」を支えるだけの強度がありません。 地震の際、高さのある重い機器(通信ラックなど)には大きな慣性力が働きます。それを強度の足りない簡易壁に固定すると、壁ごと破壊されたり、機器が転倒したりする危険があります。
振れ止めは、構造体(コンクリートの壁、柱、梁など)といった十分な強度を持つ場所に固定する必要があります。
(2)正しい
フリーアクセスフロア(二重床)自体のパネルにボルト固定しても、地震時にパネルごと外れてしまう恐れがあります。重量機器は「スラブ」と呼ばれるコンクリートの床に直接架台を立てて固定するのが標準的な施工です。
(3)正しい
サーバーやルーターなどの卓上機器も、滑り出しや落下による故障・怪我を防ぐため、粘着マットやベルトなどの耐震用品での固定が推奨されます。
(4)正しい
例えば「本館」と「別館」のように、地震で別々の揺れ方をする建物同士をまたいで配線する場合、ガチガチに固定すると建物が動いた時に配線が引きちぎられてしまいます。そのため、柔軟性のある「可とう(曲げられる)管」やケーブルを使い、ゆとりを持たせる(変位吸収)必要があります。
No.20
解答
4
解説
(1)正しい
計画を立てる前に「何が許されていて、現場の状況はどうなのか(土地は使えるか、近隣住民との約束はあるか)」を確認するのは大前提です。
(2)正しい
基本計画は「大枠」を決める段階です。複数のやり方を比較検討し、コストと期間のバランスが良いものを選定します。
(3)正しい
基本計画で決まった方針を、現場で動けるレベルまで具体化するのが詳細計画です。「誰がどの機械を使って、1日にどれくらい進めるか」まで落とし込みます。
(4)誤り
記述されている内容は「調達計画」ではなく、「管理計画」(または実行計画)にあたります。
調達計画: 工事に必要な「資材」「労務(人員)」「外注先」「建設機械」などを、いつ・どこから・いくらで手配するかを決める計画のことです。
管理計画: 現場組織の編成、安全管理、品質管理、工程管理、予算管理など、現場をどう運営・管理するかを決める計画のことです。


