本記事は、「令和7年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問36~問40」の解説になります。
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No.36
解答
2
解説
(1)正しい
これがエッジコンピューティングの定義そのものです。「エッジ(縁)」にサーバを置くことで、データの通り道を短くします。
(2)誤り
この説明文の内容は「コンテナ(Dockerなど)」という仮想化技術に関するものです。エッジコンピューティングにおいてもコンテナ技術が使われることはありますが、エッジコンピューティングそのものの説明としては不適切です。
(3)正しい
現場でデータを処理して必要な分だけをクラウドに送るため、基幹ネットワーク(バックボーン)を流れるデータ量を抑えることができます。
(4)正しい
自動運転や工場のロボット制御など、コンマ数秒の遅れも許されない用途で非常に重要なメリットとなります。
No.37
解答
1
解説
(1)誤り
この記述は一般的に PaaS(Platform as a Service) やミドルウェアそのものの説明です。SDNはあくまで「ネットワークの構成や制御」をソフトウェアで行うものであり、アプリケーション実行用のミドルウェアを提供することが主目的ではありません。
(2)正しい
物理的な配線変更を伴わずに、ソフトウェア上の設定だけでネットワーク構成を柔軟に変更できるのがSDNの大きな特徴です。
(3)正しい
OpenFlowは、ネットワーク機器(スイッチ)と制御用ソフトウェア(コントローラ)の間で通信するための標準的なプロトコルで、SDNの代表的な実装手段です。
(4)正しい
従来の各ルータやスイッチを個別に設定する方式とは異なり、コントローラからネットワーク全体を統合して管理・制御できます。
No.38
解答
2
解説
(1)正しい
MTTR(Mean Time To Repair)が短いほど、修理が早く「保守性が高い」と言えます。
(2)誤り
Integrityの正しい意味は「完全性」です。データが破壊されたり、不整合が起きたりせずに「正しく保たれているか」を指します。 記述にある「不正アクセス防止・データ保護」は、主にSecurity(機密性・安全性)の説明に該当します。
(3)正しい
MTBF(Mean Time Between Failures)が長いほど、故障しにくく「信頼性が高い」と言えます。
(4)正しい
システムが動いている時間の割合(稼働率)で表されます。
No.39
解答
3
解説
(1)正しい
スマートフォンやIoTカメラ、ルータなどを売却・廃棄する際は、工場出荷状態に初期化(リセット)して個人情報や設定情報を消去するのが鉄則です。
(2)正しい
脆弱性(セキュリティの穴)が見つかった際にアップデートが提供されない機器は、サイバー攻撃の踏み台にされるリスクが非常に高いため、利用を避けるべきです。
(3)誤り
初期パスワード(「admin」や「1234」など)のまま使い続けることは非常に危険です。マルウェア「Mirai」などの攻撃は、この初期設定を狙って侵入します。セキュリティを確保するために、初期パスワードは必ず強固なものに変更する必要があります。
(4)正しい
ネットワークに繋がったまま放置されている「管理されていない機器」は、攻撃者にとって格好の標的となります。使わないのであれば電源を切る、またはネットワークから切り離すのが基本です。
No.40
解答
1
解説
(1)誤り
地デジで採用されているマルチキャリア伝送方式は、TDMA(時分割多元接続)ではなく OFDM(直交周波数分割多重) 方式です。
OFDMは、多数の細かな搬送波(サブキャリア)を並べることで、マルチパス干渉(建物の反射などによる乱れ)に強い耐性を持っています。
(2)正しい
ハイビジョン(12セグメント)は実績のあるMPEG-2、データ量の限られるモバイル向けのワンセグは圧縮率の高いH.264が採用されています。
(3)正しい
放送波はノイズの影響を受けやすいため、特性の異なる2つの誤り訂正を組み合わせる「連接符号」という仕組みで信頼性を高めています。
(4)正しい
データの区切りに「ガードインターバル」という無音・重複区間を置くことで、反射波が遅れて届いても前のデータと混ざらないようにしています。

