本記事は、「令和7年度 1級電気通信工事施工管理技士 1次試験 試験問題A 問41~問45」の解説になります。
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No.41
解答
4
解説
(1)正しい
SS方式: 局から加入者まで1対1で接続(最も贅沢)。
PDS方式: 局から1本の光ファイバを出し、スプリッタで分岐(一般的、PONとも呼ばれる)。
ADS方式: 局と加入者の間に能動素子(アンプ等)を置く方式。
(2)正しい
HFCは Hybrid Fiber Coaxial の略です。幹線の途中までを光ファイバで、加入者宅に近い末端部分を同軸ケーブルで構成します。
(3)正しい
FTTHは Fiber To The Home の略で、文字通り家まで光ファイバを引き込みます。
(4)誤り
HFC型は、光信号を電気信号に変換する機器(V-ONU等)や、同軸ケーブル内を流れる電気信号を増幅する延長増幅器(アンプ)などを屋外に設置する必要があります。 これらの機器を動かすためには、同軸ケーブルに重畳して電気を送るなどの方法で、屋外での電源供給が不可欠です。
No.42
解答
2
解説
(1)正しい
高度約36,000kmの静止衛星から日本全土をカバーするように電波を吹いているため、地上波のように中継局を細かく設置しなくても広範囲に届けられます。
(2)誤り
BSデジタル放送のダウンリンク(衛星から地上への電波)に使用されている周波数は、12GHz帯(SHF帯)です。20GHz帯は主に通信衛星(CS)の回線や研究用などに使われる帯域です。
円偏波(右旋・左旋)を利用してチャンネル数を増やしている点は正しい記述です。
(3)正しい
衛星放送は雨によって電波が弱まる(降雨減衰)性質があるため、大雨の際にも最低限の放送を維持できるよう、情報を間引いた「降雨対応放送」に切り替える仕組み(階層変調)を備えています。
(4)正しい
従来のBSデジタル(8PSK)よりも一度に多くのデータを送れる16APSK変調が採用され、4K/8Kの巨大なデータ量を送るために約100Mbpsという高速な伝送を実現しています。
No.43
解答
3
解説
(1)正しい
VOD(Video On Demand)は、見たい時に見たいものを選んで視聴する「オンデマンド型」の配信サービスです。
(2)正しい
DRM(Digital Rights Management:デジタル著作権管理)は、暗号化などによってコンテンツの不正コピーを防ぐ技術で、多くの有料配信サービスで採用されています。
(3)誤り
RTP(Real-time Transport Protocol)は、映像や音声などのデータをリアルタイムに伝送するためのプロトコル(通信手順)であり、コンテンツを保護(著作権管理)する機能はありません。
有料放送の保護には、(2)と同様にDRMや限定受信システム(CAS)などが用いられます。
(4)正しい
IP放送は、伝送路にインターネット技術(IP)を使っているだけで、使い勝手は従来のテレビ放送と同じ「リニア放送(番組表に沿った放送)」です。
No.44
解答
4
解説
(1)正しい
サンドイッチのように、透明な電極(ITOなど)がついたガラス板で液晶層を挟み込んでいます。
(2)正しい
液晶自体は色を持たないため、光の三原色(赤・緑・青)のフィルタを通して色を表現します。
(3)正しい
液晶分子の並び方を変えて光の向きをコントロールし、それを2枚の偏光板で通したり遮ったりすることで、画面の明暗(シャッターのような役割)を作ります。
(4)誤り
この記述は「有機EL(OLED)」の説明です。 液晶ディスプレイは自ら光ることができないため、必ず背後に「バックライト」という光源を必要とします。
No.45
解答
1
解説
(1)誤り
Bluetoothが使用する周波数帯は2.4GHz帯(ISMバンド)です。5.8GHz帯は主にWi-Fi(11a/n/ac/ax)やETC、ドローンなどで使われる帯域です。
後半の「周波数ホッピング方式(FHSS)」を採用して干渉を避けているという記述は正しいです。
(2)正しい
IEEE 802.15.1として標準化されており、マウスやキーボード、イヤホンなどの近距離通信に特化しています。
(3)正しい
EDR(Enhanced Data Rate)で3 Mbpsへ、さらに3.0のHS(High Speed)ではWi-Fiの物理層を流用することで24 Mbpsまで高速化されました。
(4)正しい
4.0から導入された「LE」は、ボタン電池1つで数年駆動できるほどの超低消費電力を実現し、IoT機器などで広く普及しました。


