本記事は、「令和7年度 第2回 工事担任者 総合通信 理論 第8問」の解説になります。
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第8問(ア)
解答
3
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおけるポイント・ツー・ポイント構成では、NT(網終端装置)とTE(端末設備)間の総合減衰量は、96kHzにおいて6デシベルを超えてはならないと定められています。
■ポイント・ツー・ポイント構成(P-P構成)
1台のNTに対して、1台のTEを接続する形態です。
伝送距離を長く取れる構成のため、最大減衰量は 6dB(96kHzにおいて)と定められています。
距離に換算すると、概ね1km程度まで延長可能です。
■ポイント・ツー・マルチポイント構成(P-MP構成)
バス配線により、最大8台までの端末を接続する形態です。
複数の端末が信号をやり取りするため、条件が厳しくなります。
延長バス構成などの場合、減衰量はより小さく(3.8dB以下など)抑える必要があります。
第8問(イ)
解答
3
解説
バス配線長(DSU〜TR間):最大200メートル以内
接続コード長(バス配線〜TE間):最大10メートル以内
第8問(ウ)
解答
4
解説
ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおける給電電圧は、以下の通り規定されています。
定格電圧: 40V
電圧範囲: 40V (+5%, -15%)
計算すると、34V 〜 42V の範囲内である必要があります。
第8問(エ)
解答
4
解説
水平固定間隔は5メートル以下と規定されています。
水平なラックやトレーに敷設する場合、ケーブルの自重による引張応力がかかりにくいため、5m以内の間隔で「しばりひも」などを用いて固定すればよいとされています。
ちなみに、垂直(立ち上がり)部分は 1m以下 で固定します。
第8問(オ)
解答
1
解説
A 正しい
光ファイバを接続する際の手順と注意点が正確に述べられています。
被覆の除去:クラッド表面に傷がつくと、そこから破断しやすくなるため、傷をつけないように慎重に被覆を取り除きます。
切断角度:接続損失を抑えるため、光ファイバの軸に対して垂直(90度)に精度よく切断する必要があります。
融着:電極間の放電熱などでガラス端面を溶かして一体化させます。
B 誤り
スクリーニング試験は、接続部に一定の荷重をかけて引っ張る「引張試験」を行います。
融着した部分に微小な傷や欠陥がないか、一定の力で引っ張ることで機械的な強度を確認します。もし欠陥があれば、この試験の段階で破断するため、不良箇所を排除できます。


